★眼帯着用時における人間考察★









ひょんなことで眼帯をつけることになりました。
ちょっとだけ不便ですが、片目だけで生活するだなんて、そうあることではありません。
せっかくの機会です。
『眼帯をしている人と会ったとき、人間はどのような発言をするのか』を調べてみたいと思います。







なんということでしょう。
まさかこんなトコロに罠があろうとは。
眼帯生活を始めるにあたり、完全に出鼻を挫かれました。

「眼帯のつけ方がわからない」

「・・・ええい! 貸してみろ! 私がやってやる!!」

滝さんが器用に眼帯をつけてくれました。
眼帯の紐の縛り方も左右対称で綺麗です。
こう見えて、意外と滝さんは親切です。
ただ、面倒をみてはくれても、心配はしないのが滝さんらしいなと思いました。









「綾部! どうしたんだその眼帯は!!
・・・まさか久々知先輩から暴力を受けたとか!!!DVか!!?」

「・・・いや、ただの”ものもらい”なんだけど・・・」

田村さんの発言にはツッコミどころが満載です。
なぜ眼帯イコール暴力になるのか不思議です。
しかもDV(ドメスティックバイオレンス)って・・・。
とても十代の少年の口から出る言葉とは思えません。
なんだか彼の私生活が心配になりました。
年上の悪い人に騙されているのではないのかなあ。








「綾部の眼帯! 萌〜!!」







・・・久々知先輩がこんな人だとは思いませんでした。

ちょっと殺意が芽生えたのは秘密です。





なんだかどうでもよくなり、人間考察は止めました。










今年の初めに眼帯生活をしたんですが、仕事場で様々な反応をいただきました。
(ただの『ものもらい』にそんなに心配してくださらなくても・・・)と
段々、申し訳なくなってきたんですが、
実際に十代のオトコノコに「DVですか?」と言われた時には、
「お前はどんなオンナと付き合ってんだよ!!」
とツッコミ入れました(笑)